月別アーカイブ: 2014年5月

サービスを理解してもらう。サービスも販売価格の一部。

価格競争はバカでもできます。価格競争になると泥沼化します。

エニスルがA3スキャナを取扱った時、おそらく世界一高い価格で販売していたと思います。

世界一高いといっても元の製品価格が安いので、高くするにも限界がありますが。

高く販売しても購入していただけました。エニスルでは取扱い説明書をすべて日本語翻訳し、オンラインヘルプも日本語版をつけました。

また海外のマイナー製品だったので初期不良は完全無償交換という保証を付けました。初めのころは初期不良が多くて困りました。

台湾の製造元であるスキャナメーカーに乗り込んで品質管理の改善を求めてから、ずいぶんと不良品は減りました。

エニスルの真似をして、同類製品を第三国から輸入して販売をするものも出てきました。しかもエニスルより安い値段で。

しかしどこも長続きしなかったみたいです。商品を仕入れて安く右から左に流すだけならだれでもできますが、電子機器にトラブルや不具合は付きものです。安売りをしていた店は商品の障害に対応できるだけの実力が無かったと思われます。

きっと検品もせずに第三国から輸入したままの状態で出荷したに違いありません。 そんなことすればトラブルってば。

カード詐欺の話。中国人に狙われた!

ネットショップを運営していると心配なのがクレジットカードの不正使用です。

エニスルも数回ほどカード詐欺未遂に遭いました。幸い商品を取り戻すことができたので被害はなかったです。詐欺野郎のところへ郵送した配送料金を損しただけです。

クレジットカードの不正使用が有ったとき、クレジットカード会社もカード会員も責任を取りません。すべて騙されたショップ側が悪いという結論になります。損失補てんはありません。

高額商品のご注文が入ったときはアクセスログを確認するようにしています。数千円のものならともかく、5万円6万円、十数万円のものを数秒でクリックして買うことは、一般常識から言ってありえないです。

エニスルではアクセスログを取っていますので、アクセスしてきた人のOSが使用している言語が分かります。ご注文時刻と中国人のアクセス時刻が一致するときは要注意です。

カードを使って買った本人と、商品の届け先住所の住人とは一致していません。 届け先住所の住人は受け取り専門の役割です。

被害未遂の一例として、郵便局から住所に記載されているところにお客様が住んでいないという電話連絡を受けたことがあります。詐欺だとはまだ思ってなくて、ご注文メールに記載の電話番号に電話しても全然無関係の会社に電話がつながりました。郵便局に荷物を返送してもらうように頼み、事なきを得ました。

アクセスログを見たら、言語:中国語の方が注文したようです。 Googleのストリートビューで見たら、何とも胡散臭いワンルームのアパートでした。

すべての中国人が悪人だとは言いませんが、エニスルが詐欺未遂被害にあったのは、すべて中国人と思われる奴です。
「中国は日本の13倍の人口がいる。だから悪人も13倍いる」とは、テレビによく出てくる中国人評論家のオヤジの弁ですが、一度被害に遭うとすべてが悪く思えてしまうものです。

商品動画の撮影。音声は別採りする。

商品動画のナレーション用に、”ボイスロイドプラス 結月ゆかり”を紹介しました。

しかし、ナレーションは自分の声で行いたいという強い信念の方に、アドバイスです。

動画のナレーションは、ビデオカメラのマイクで音声を採るのではなく、専用の音声録音機を使いましょう。

ピンマイクと音声録音機のセットです。ビデオカメラで収録した音とは段違いの高音質の音がとれます。

この作業で面倒くさいのは、動画と音声を同期させることです。これはトライ&エラーで、繰り返し繰り返し聞き直して、動画と音声がシンクロするように調整を繰り返す泥臭い作業です。

わたしが使用している機材を貼りつけておきます。 ご参考にしてください。

価格競争は、競争ではない。

価格競争はバカでもできます。 ただ価格を下げればいいだけですから。

昔、価格.comの上位常連だった、PCサクセスさんという企業がありました。

他店に比べて1円でも安く表示することで、価格.comの表示上位を独占していました。しかし倒産しました。

価格競争は消耗戦です。できれば避けたい戦略です。

しかし、価格競争も単に価格を下げるだけの目的以外に使われることがあります。

同業者よりもチョビット価格を下げてみましょう。相手が反応して価格を下げたら、相手の企業は商品が売れていません。

わたしも同業者の価格よりもチョビット下げて価格を掲載したら、まんまと相手は引っ掛かりました。 売れてなかったんですね。東京都台東区の会社さん。

問い合わせ電話、メールには必ず名乗る。

日本は匿名文化ですね。FaceBookも実名公表じゃないとダメなようで、日本では主力SNSには成りにくいのではないかとおもっています。

お問い合わせのメールや電話をいただくことが多いのですが、ご自身の名前を名乗られる方は非常に少ないです。ほととんどいません。

そんなに個人名を秘密にしたいのでしょうか?相手は私の会社名も電話番号も名前も知っています。 でも電話をかけてきた本人は匿名を貫きます。

名乗ることで責任感、信頼感が生まれます。 匿名文化は陰湿なイメージしかないです。問い合わせ大歓迎ですから、ぜひとも名乗ってください。

売れ筋商品ばかりを揃えない。

ネットショップを運営していると、売れ筋商品と死筋商品が明確に現れます。

死筋商品はレパートリーから外したく思いますが、それは危険です。

売れ筋商品ばかりだと、主力商品が何なのかお客様には伝わりません。

4番バッターを何人も金で集めたプロ野球チームがありましたが、結局、勝てませんでした。

売れ筋商品ばかりではネットショップが発展しません。

新入社員には電話を取らせない。

5月も半ばを過ぎて新入社員も会社の仕事に慣れたころでしょうか。

いつも4月、5月にうんざりすることは、電話に新入社員が出ることです。

こちらは仕事の用件で電話をしているわけで、はっきり言って急いでいます。

そこに仕事の内容も、商品の内容も分らない新入社員がでられると迷惑します。

案外、何とも思ってなくて新入社員教育の一環と思っている企業が多いように思います。

電話はお客様とのファーストコンタクトです。そこに素人が出るとお客様は、同じことを繰り返し言わなければなりません。

どうせ新入社員では処理できないので、先輩社員に代わります。先輩社員でも手に負えないと営業担当者が帰ってから電話差し上げますということになります。

伝言ゲームをやっているわけではないので、新入社員がお客様の電話を取るのは一考を要する問題だと思います。

お客様が電話を掛けやすくなる方法。

お客様からのお問合せの電話をいただき易くする言葉があります。

見ず知らずのところへ電話をするのは勇気が必要なものです。 「切り出しの言葉は何にしようか?」とか、お客様は迷われています。

そんなときに、「チラシを見ました!とお電話ください」とか「ホームページを見ました!とお電話ください」って感じに、お客様が電話し易い環境をこちらから提供することは効果があります。

誰でも知らないところへ電話するのはためらうものです。チョットした心配りが営業に結びつきます。

自分の商売に関係のないノベルティ―商品はつけない。

販売促進の一環としてノベルティー商品や、景品粗品をつけることはよくあることです。

この時、自社製品と全然関連の無いものを選択していませんか?

例えば、生命保険に入ってくれれば抽選で「カニ」をプレゼントとか。 やってる当人達は本気でしょうが、保険とカニが結び付きません。

景品、粗品をつけるなら自社製品に関連のある物を付けましょう。

ファイル名に日付をいれる。

簡単なことなのですが、ファイル名に作成日付をいれると便利です。

例えば今日なら、「エニスルオンラインショップの現状と未来(140514).docx」って感じです。

(140514)の部分が2014年5月14日を表しています。Windowsのエキスプローラーなどの更新日付は、ファイル内容をちょっとでも改変すると最新の日付になってしまいます。オリジナルを作成したときの日付が知りたいときは不便です。

わたしが作るファイル名にはすべて作成日を入れています。