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米国大手カジュアル衣料品店の通販サイトは無能。

通販サイトを運営して10年以上が経過したエニスルです。
自ら通販サイトを運営していると、他人様の通販サイトが気になるものです。

通販サイトの実力を知るには実際に購入してみるのが一番です。

今回紹介するのは米国最大の衣料品店の通販サイトです。
日本では銀座に旗艦店がありますね。 私、渡辺は行ったことがありませんが。

この衣料品店の通販サイトを初めて利用しました。 そして失望しました。
ネタとしてこの顛末を消費するにはちょうどいい内容です。

長くなるので要点だけを挙げると、

1.11月30日に注文したものが12月6日に在庫切れ連絡メールがきた。
2.在庫切れの連絡を受けた当日12月6日、同じ商品を注文して注文が通った。
3.翌日12月7日、カスタマーセンターへ電話して在庫を調べてもらい在庫ありを確認した。
4.在庫があるはずの商品が再び”在庫切れ”であると12月12日に連絡メールがきた。
5.どうしてこうなる?と問合せメールを送ったら間抜けなテンプレ回答がきた。

結論:

米国大手カジュアル衣料品店は通販サイトを運営できる水準ではない。 つまり、ここで買ってはいけない。

同様の経験をした人がいないかググってみたら他にもいた。 数年前から変わらないそうだ。

夏頃、米国内の販売拠点が大量閉店するとの報道をみたが、今回の件で当たり前だなと理解した。

渡辺の予想は、近々、日本撤退だろうね。

以下は、私、渡辺が通販サイトに送信したメールの原文です。 ご興味のあるかたはどうぞ。

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●●●.co.jp カスタマーサービス 御中   Re: ●●●.co.jp より注文番号 TQQV4?? のご注文商品在庫切れのご連絡 2015/12/12 21:18

●●●.co.jp カスタマーサービス 御中

大変お世話になります。 渡辺幸男と申します。
本日、御社から”ご注文商品在庫切れのご連絡”のメールを受信いたしました。

この件について御社に質問があります。

この注文番号TQQV4??の前に、11月30日に注文番号TQSV9??で、今回と同じ注文明細で注文しました。 そして注文番号TQSV9??は、12月6日に全明細が在庫切れというメールをいただきました。

12月6日に在庫切れのメールをいただいたその日に全く同じ内容で注文したのが今回の注文番号TQQV4??です。

全品在庫切れのメールをいただきましたが、12月6日の再度の注文時点では●●●通販サイトでは、私が注文したいずれの商品も在庫切れとはなっておらず注文できる状態でした。

翌日、12月7日お昼頃に、御社のオンラインカスタマーサービスに電話させていただきました。

その際、御社のオンラインカスタマーサービスの男性の担当者 ●村(●村?)様に対応いただきました。

私の「どうして在庫切れの商品が注文できるのか?」という質問に、在庫切れになった後に再び商品が入荷したためと回答いただきました。
そして「昨日注文した商品は全て在庫があるのか?」という質問には、担当者様はすぐに調べますと言われ、トランクスMサイズ以外は在庫がありますと回答いただきました。
私は「トランクス以外は間違いなく在庫があるのですね?」という質問に、担当者様は在庫があると明言されました。

今回注文させていただいた6点のうち2点は、12月9日に届きました。 この2点はありがとうございます。

しかし在庫を確認していただいた12月7日から5日経過した、本日12月12日に残りの4点が在庫切れというメールをいただきました。
トランクスは在庫が無いとお聞きしておりましたので納得できますが、他の3点は在庫確認をしたうえでこのような対応になるのは理解し難く思っております。

12月7日に電話した際、お聞きしたトランクスMサイズの在庫切れも、翌日12月8日には御社の通販サイトで販売されているのを確認しております。

そして、このメールを書いている12月12日午後9時15分現在においても、御社から在庫切れであると連絡を受けた商品4点のいずれも●●●通販サイトで販売されているのを確認いたしました。

どうしてこのような事になるのかご説明をいただきたく思います。

御社の通販サイトでは、たびたび定価からの大幅値引きのクーポンコードの発行による販売促進にご尽力されているようですが、
注文した商品の在庫が無いようでは、販売する気が本当にあるのかどうか量りかねます。

通販サイトというものは、注文したものが確実に届くことが最低限の仕事だと思います。 それが最低限の信用だと思います。

在庫があるかどうかも分からない商品を陳列して大幅値引きのクーポンで購買を煽り、挙げ句には在庫がありませんでしたでは売る気は全然なく、
単に個人情報とクレジットカード情報の取得を行っているとしか思えません。

電話で御社へ問合せをして在庫確認をしていただき、在庫があると言われてもその商品を注文した後であるにも関わらず、本当に買うことができるというのは別の話であるということですか?

これでは通販サイトを開設されている意味が全くなく、また何のためにフリーダイヤルまで用意してオンラインカスタマーサービスを行っているのか理解できません。

今回の”在庫切れのご連絡”メールに記載されている10%割引のクーポンコードも空々しく感じます。  御社は日本で通販サイトを展開できる水準では無いと判断いたしました。

—–Original Message—–
From: ●●● Customer Service
Sent: Saturday, December 12, 2015 7:11 PM
To: 渡辺のメールアドレス
Subject: ●●●.co.jp より注文番号 TQQV4?? のご注文商品在庫切れのご連絡

渡辺 幸男 様

●●●.co.jp でショッピングをお楽しみいただき、ありがとうございます。この度は、注文番号 TQQV4??の商品をご注文いただき、ありがとうございました。大変申し訳ございませんが、お客様のご注文処理受付後に、以下のご注文商品が在庫切れとなってしまいました。ご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございません。

注文金額の合計は、在庫切れによる該当商品の自動キャンセルを反映して調整されています。すでにお客様がクレジットカードにてお支払手続きをされた場合でも、この商品に関しては請求されませんのでご安心ください。

Unavailable Item(s)

ブランド 商品詳細
単価 数量 合計

●●● Basic stretch trunks (3-pack true black M
1566.00 1 1566.00

●●● Basic boxer briefs (3-pack) B10 GREY HEATH M
1566.00 1 1566.00

●●● Argyle socks (3-pack) 3 color multi 10-13
1026.00 1 1026.00

●●● Ankle socks (3-pack) gray 10-13
810.00 1 810.00

こちらに次回の●●●.co.jpまたは●●●.co.jp でのショッピングの際にご利用いただける特典クーポンをご用意いたしました。チェックアウトに進む際にプロモーションコード ???????????????????? をご入力いただければ 次回のオンラインショッピングで10%割引が適用されます ので、どうぞご利用いただければ幸いです。

ご不明な点がございましたら、 ???@●●●.co.jpまでメールにて、またはオンラインカスタマーサービスフリーダイヤル (●●●: 0120-301-??? / ●●●: 0120-887-???) までお電話にてご連絡ください。 カスタマーサービス担当者が10:00-19:00の間、年中無休でサポートさせていただきます。

これからも●●●.co.jpでのショッピングをどうぞお楽しみください。

●●●.co.jp カスタマーサービス

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ここまでが私のメール文です。  そして、間抜けなテンプレ回答は次の通りです。

以下、米国大手カジュアル衣料品の通販サイトからの回答メール。

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RE: ●●●.co.jp カスタマーサービス 御中   Re: ●●●.co.jp より注文番号 TQQV4?? のご注文商品在庫切れのご連絡 <<#4914105-????????#>>
“●●● オンラインストア カスタマーサービス” 2015/12/13 14:46

渡辺 幸男 様

●●●オンラインカスタマーサービスに、お問い合わせいただきましてありがとうございます。

この度は、●●●オンラインカスタマーサービスに在庫管理とご注文方法についてのご意見をいただき、誠にありがとうございます。

渡辺様からの貴重なご意見は、弊社の担当部署に報告させていただきます。

お客様のご意見を踏まえ、今後もサービス及び品質の向上に努めてまいります。

引き続きご愛顧賜りますよう宜しくお願いいたします。

ご質問あるいは、ご不明な点がございましたら、 ???@●●●.co.jp またはオンラインカスタマーサービスフリーダイヤル●●●: 0120-301-??? までお電話にてご連絡ください。カスタマーサービス担当者が10:00-19:00の間、年中無休でサポートさせていただきます。

今後とも、●●●をよろしくお願いいたします。

●●● JAPAN

カスタマーサービス・コンサルタント ●高

お客様は、予約受付中という言葉に弱い。

ネットショップの「あるある話」です。

在庫のある時は売れない。在庫が切れると在庫確認の問合せが入る。不思議なものです。予約受付中というと言葉に反応してしまうのでしょうか。

予約販売という方法もネットショップを運営していくうえで有効な手段だと思います。

在庫を予測見込み数で発注する必要がなく、予約の数だけ注文すればよいので在庫を持つリスクがなくなります。