日別アーカイブ: 2014年6月9日

軽自動車の値付けはおかしくないでしょうか?

軽自動車が売れています。昨年2013年度では、販売台数ランキングのベスト10のうち6車種が軽自動車でした。
以前より軽自動車の値付けはおかしくないか?と思っております。

【2013年の一年間に販売された自動車の、車種別新車販売台数のランキングトップ10(商用車除外)】
(出典:日本自動車販売協会連合会、及び全国軽自動車協会連合会)
順位 車名 メーカー タイプ 年間販売台数
1 アクア トヨタ コンパクト 262,367
2 プリウス トヨタ ハッチバック 253,711
3 NBOX ホンダ 軽自動車 234,994
4 ムーヴ ダイハツ 軽自動車 205,333
5 ワゴンR スズキ 軽自動車 186,090
6 フィット ホンダ コンパクト 181,414
7 ミラ ダイハツ 軽自動車 157,276
8 ノート 日産 コンパクト 147,634
9 タント ダイハツ 軽自動車 144,629
10 アルト スズキ 軽自動車 111,361

軽自動車の排気量が658ccだから
ホンダのNBOXの販売価格の中間値が164万円(排気量1ccあたり2492円)
ダイハツ ムーブの販売価格の中間値が133万円(排気量1ccあたり2021円)
スズキ ワゴンRの販売価格の中間値が131万円(排気量1ccあたり1990円)
ダイハツ ミラの販売価格の中間値が95万円(排気量1ccあたり1443円)
ダイハツ タントの販売価格の中間値が145万円(排気量1ccあたり2203円)
スズキ アルトの販売価格の中間値が97万円(排気量1ccあたり1474円)

高級車の価格を排気量で割ってみました。
BMW  320i スマート・クルーズ_RHD(AT_2.0)  477万円(排気量1ccあたり2387円)
BENZ C180_RHD(AT_1.8)  410万円(排気量1ccあたり2284円)
Audi 2.0 TFSI_RHD(CVT_2.0)  453万円(排気量1ccあたり2283円)
レクサス 300h(CVT_2.5)  493万円(排気量1ccあたり1977円)
トヨタクラウン ハイブリッド アスリート(CVT_2.5)  421万円(排気量1ccあたり1688円)
日産フーガ 250GT Aパッケージ(AT_2.5)  410万円(排気量1ccあたり1643円)

軽自動車は本当に割安なのでしょうか?排気量1ccあたりの価格が高級外車よりもホンダのNBOXの方が高いです。
子どもを保育園に送っていくのにBMWは贅沢だけど、ホンダNBOXならばエコで安いは嘘だと言えます。
輸入車よりも排気量あたり単価の高い軽自動車を選ぶという事は「維持費が安くて税金も安い」という幻想に騙されているのではないでしょうか?
排気量あたりの価格でみるとトヨタクラウンに乗ってる人の方がスズキワゴンRよりもお得感があります。
今の日本は軽自動車が溢れています。街中、ブルジョアばかりの状態と言えるかもしれません。
トヨタクラウンに乗る社長さんよりも、ダイハツ タントに乗るパート主婦の方がリッチという結果です。

儲かっている人を顧客にする。貧しい人の意見を聞いてもゴミになるだけ。

儲かっていない業界にいくら営業をかけても売れません。そもそも買うための銭がないのです。

では儲かっている業界はどうやって調べるのでしょうか?

Youtube動画で見つけたチャンネルに、あおば会計のタナカキミアキ先生の「キミアキ先生の起業酔話」というものがありました。

その動画の中で、『TKC経営指標(BAST)』 (Business Analyses & Statistics by TKC) を利用すると業種別に儲かっているところがわかるという内容のものがありました。

これば便利な資料です。どういう業界が儲かっているのか一覧表で見ることができます。このときからキミアキ先生の動画を見るようになりました。

実はわたくし渡辺の動画のスタイルは、このタナカキミアキ先生の方法を真似たものです。液晶テレビにパワーポイントで作ったスライドを映して解説するという全く同じやりかたをしています。

あおば会計 タナカキミアキ先生のホームページはこちら

挨拶の習慣は上司から。挨拶されるのを待っているだけではダメ。

わたくし渡辺も新入社員時代に”挨拶”で一撃された経験があります。

社会人であれば仕事に限らず日常生活を円滑にするために挨拶は欠かせません。もちろん会社内でも同じことが言えます。

しかし一部の会社の長老様は、挨拶されるのを喜びとしているところがあります。「俺は挨拶されて当然」と思っているのです。

それは社会人としてのマナーとして日常生活の挨拶とはチョット違っていて、「俺を敬いなさい」オーラが溢れています。

それ程、敬ってほしいのであれば自ら先に挨拶すべきです。一般常識のある新入社員であれば次回からは彼らから挨拶してくるでしょう。

年長者から先に挨拶されたら、さすがにヤバイと思うはずです。それを思わないような鈍感な社員は採用する方に責任があります。

誰でもできることを、バカにしてやらないことを実行するのは金になる。

やろうと思えば誰にでもできることでも、面倒臭いために誰も引き受けたがらないものはビジネスになります。

この動画では同窓会の幹事代行を紹介しております。同窓会の幹事も個人的には引き受けたくない仕事ですよね。

卒業してから数十年経過していると、現住所の確認から案内状の発送、会場手配等々どれも面倒臭いです。

幹事代行などは元手がいらないので少額の資金でビジネスを立ち上げることができます。

同窓会に参加する人数が多ければ多いほど幹事代行会社も儲かります。また同窓会出席者たちも参加者が多い方が喜びます。

これこそ数少ないWinWinの商売だなって、感心してしまいます。

ベンツを買うことはベンツに乗っている客と知り合うことができる。

前に乗っていた車はアウディでした。10年間乗りました。今は国産車に買い替えてしまいました。理由はアウディに不具合が出て修理費用がチョット払えない金額だったので。急遽、車を選ばなくてはいけなくなり買いました。

アウディを買うとユーザー向けのイベントのご案内が頻繁にきます。コンサートあり、サーキットを走る走行会とかいろいろです。

同じようにベンツを買うとベンツの顧客向けにいろいろなイベントが企画されると思います。アウディのディーラーを経営している会社が同じなので販売戦略や顧客サービスも同じでしょう。リアウインドウに貼られる黄色のステッカーの会社です。

高級車は贅沢品ですが、事業主にとっては一つの投資です。車としての安全性を買うとかいう陳腐な理由ではなく、その高級車を購入したら誘ってもらえるイベントが多数あります。そこに来るのは同じく高級車を購入した人たちです。

富裕層相手の商売をしたいとき、高級車を販売する会社のイベントに参加することで知り合うチャンスが生まれます。

高級車のイベント参加は、商売を前面に出して参加する雰囲気はなく、たまたまイベントに参加したら富裕層の方々と巡り合うことができたというストーリーが描けます。

国産車の高級車もありますが、わたしの見方としてはチョット国産車は”ない”ですね。国産車はワンボックスカーと軽四輪ばかりが目立っています。もちろん軽四輪に乗る客層を相手にする商売であれば、軽四輪のディーラーのイベントも”あり”でしょうが、そもそも軽四輪のディーラーが次の買い替えを目指すためのイベントを打つこと自体、考えにくいです。お父さんお母さんの似顔絵を書こう!イベントや、綿菓子を配ったり、金魚すくいヨーヨー釣りを企画するのが精一杯でしょう。商売として狙う客相が全然異なります。