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経営学について

外見で判断される。パッケージを見せる。

外見が重要なことがあります。 最近のソフトウェアはダウンロード販売が増えています。ダウンロード販売だと実態としての形がありません。

すべてパソコン内で完結してしまいます。 マイクロソフトOffice2013を購入したときもインターネットからダウンロードして、プロダクトキーを入力すると正規品として利用できるしくみです。 昔はDVDが入っていたパッケージで販売されていました。

いまでもOffice2013のパッケージ版はあるのですが、それは箱だけでDVDのディスクは入っていません。プロダクトキーが記載された紙が入っているだけです。

人は実態の無いものにお金を払うことに抵抗があるようです。マイクロソフトの例のほかに情報商材屋さんも、ダウンロードする商材がいかにもパッケージに入っているような雰囲気を醸し出しているページを作っています。

高額な商品になるほど、パッケージは重要なものになると思います。ブランド物の手提げ紙袋なども、高額商品に見合う包装を見せつけるための手段でしょう。

計画表は締切期限。

計画表作っていますか? 子どもの頃の計画表といえば夏休みの計画表があります。宿題をいっきに片付けるタイプでしたか?それとも毎日コツコツ派でしたか?

会社でも計画表を作っているところがありますが、締切期限いっぱいまでフルに使った計画表を見ることがあります。

計画が必ずうまくいくとは限りません。途中で何度もやり直したりする必要がでてきます。それが普通だと思います。

計画は前倒しで取り組むのが鉄則です。時間に余裕があれば引き返すこともやり直すこともできます。

最悪を避ける。

一番いいものを選びたいのは世の常ですが、選択したものがガッカリだったことは多いものです。

一番いいものと思ってみても、あとから考えると別の選択肢もあったのではないか?と、ますます自己嫌悪にはまってしまいます。

そんなときは、一番避けたいものを除いて選べば楽です。 一番気に入らないものを除いての選択ですから大きくハズレることはないです。

もしかしたら一番いいものっていうのは幻なのかもしれません。

ピンチはピンチ。

昔、「マネーの虎」というテレビ番組がありました。 起業を目指す人が出資者になるかもしれない現職社長の前でプレゼンして、社長たちを納得させることができれば出資を受けられるというものでした。

そしてその番組に出演していた社長達の経営する会社がその後どうなったかというと、破産倒産や他業種に転換など波乱万丈な人生を送られているようです。

ピンチはピンチとは、ラーメン店「なんでんかんでん」の川原社長がテレビで言っていた言葉です。川原社長も「マネーの虎」の出演者でした。流行っていたラーメン店も左前になったそうです。

ピンチはチャンスとは昔から言われていますが、現実問題としてピンチはピンチ。ピンチはサッサと片付けないと取り返しのつかないことになります。

原価がものすごく安い物を10倍の値段で売る。

単価のものすごく安いモノを高く売ると在庫のリスクを回避することができます。

阿漕(あこぎ)な商売と思われるかもしれませんが、ネットショップ運営には利益が必要です。

在庫がすべて完売できれば良いですが、どうしても売れ残りとか発生してしまいます。

売れ残りは会計処理で、廃棄(特別損失)にするかバッタ屋と呼ばれる余剰在庫買取店に売ります。バッタ屋の買い取り価格は定価の2~3%程度です。もうタダ同然で引き渡すわけです。

原価100円の物を10個仕入れて、1個1000円で販売できれば1個売れれば残り9個が売れ残ってもプラスマイナスゼロで在庫リスクは無くなります。もちろん販売には諸経費がかかりますので、1個だけ売れても赤字になるのは明らかなのですが、理屈から言えばこれでOKです。

人気商品であっても利益率の低いモノを取扱いするには、どうしても在庫の売れ残りリスクがついてまわります。利益率が薄いので1個でも売れ残ると今までの利益が吹き飛ぶこともあります。

値段だけで選ばない。

ショップ運営にできるだけコストはかけたくないものです。

しかし値段だけで選ぶと、とんでもないことになります。特に独自ドメインを取ってネットショップを運営する場合のドメイン名。
古くは.comや.netなどがありますが日本で日本人相手に商売をするならば.jpや.co.jp、.ne.jpを使いましょう。

間違っても.bizや.infoは使わないように。これはスパムメールを送信してくるサイトや胡散臭い情報商材などを扱うサイトが好んで使うドメイン名です。ドメイン名でお客様に逃げられないようにしたいものです。

レンタルサーバーの価格も安いモノから高いモノまでピンキリです。サーバーは安定稼働が第一ですが、安定稼働を売り物にしていたサーバー会社がサーバーを初期化してしまうという単純ミスをすることもあるので、サーバー会社の選択は悩みます。

間違えました!人にはミスはつきもの。

仕事での間違いは誰にでもあります。それを再び起こさないようにするのが再発防止策です。

ミスや間違いが発生したときに謝罪の言葉はともかく、多くの場面で登場するのが「再発防止の徹底」とかいう言葉。

それって心意気の話です。どうしたら再発防止できるのか説明しないと意味はありません。

取引先でもちょくちょく間違いをされて、その都度でてくる言葉が「今後は気を付けます」という言葉。それは心意気ですって。

間違いやミスが発生した時でも、本人は気を付けていたはずなんです。でも間違いやミスが起きました。

再発防止の対策はシステムを変えることです。 システムといってもコンピュータシステムのことばかりではなく、やり方を変えることです。

それができてはじめて再発防止策になります。

サービスを理解してもらう。サービスも販売価格の一部。

価格競争はバカでもできます。価格競争になると泥沼化します。

エニスルがA3スキャナを取扱った時、おそらく世界一高い価格で販売していたと思います。

世界一高いといっても元の製品価格が安いので、高くするにも限界がありますが。

高く販売しても購入していただけました。エニスルでは取扱い説明書をすべて日本語翻訳し、オンラインヘルプも日本語版をつけました。

また海外のマイナー製品だったので初期不良は完全無償交換という保証を付けました。初めのころは初期不良が多くて困りました。

台湾の製造元であるスキャナメーカーに乗り込んで品質管理の改善を求めてから、ずいぶんと不良品は減りました。

エニスルの真似をして、同類製品を第三国から輸入して販売をするものも出てきました。しかもエニスルより安い値段で。

しかしどこも長続きしなかったみたいです。商品を仕入れて安く右から左に流すだけならだれでもできますが、電子機器にトラブルや不具合は付きものです。安売りをしていた店は商品の障害に対応できるだけの実力が無かったと思われます。

きっと検品もせずに第三国から輸入したままの状態で出荷したに違いありません。 そんなことすればトラブルってば。

新入社員には電話を取らせない。

5月も半ばを過ぎて新入社員も会社の仕事に慣れたころでしょうか。

いつも4月、5月にうんざりすることは、電話に新入社員が出ることです。

こちらは仕事の用件で電話をしているわけで、はっきり言って急いでいます。

そこに仕事の内容も、商品の内容も分らない新入社員がでられると迷惑します。

案外、何とも思ってなくて新入社員教育の一環と思っている企業が多いように思います。

電話はお客様とのファーストコンタクトです。そこに素人が出るとお客様は、同じことを繰り返し言わなければなりません。

どうせ新入社員では処理できないので、先輩社員に代わります。先輩社員でも手に負えないと営業担当者が帰ってから電話差し上げますということになります。

伝言ゲームをやっているわけではないので、新入社員がお客様の電話を取るのは一考を要する問題だと思います。

お客様が電話を掛けやすくなる方法。

お客様からのお問合せの電話をいただき易くする言葉があります。

見ず知らずのところへ電話をするのは勇気が必要なものです。 「切り出しの言葉は何にしようか?」とか、お客様は迷われています。

そんなときに、「チラシを見ました!とお電話ください」とか「ホームページを見ました!とお電話ください」って感じに、お客様が電話し易い環境をこちらから提供することは効果があります。

誰でも知らないところへ電話するのはためらうものです。チョットした心配りが営業に結びつきます。