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経営学について

自分の商売に関係のないノベルティ―商品はつけない。

販売促進の一環としてノベルティー商品や、景品粗品をつけることはよくあることです。

この時、自社製品と全然関連の無いものを選択していませんか?

例えば、生命保険に入ってくれれば抽選で「カニ」をプレゼントとか。 やってる当人達は本気でしょうが、保険とカニが結び付きません。

景品、粗品をつけるなら自社製品に関連のある物を付けましょう。

初回営業訪問した後は、はがきを書く。

初回訪問に成功したら、ぜひ御礼のハガキを書きましょう。 しかも手書きで。 手書きのハガキはインパクトがあります。

難しく考える必要はないです。ハガキと同じ大きさの紙を用意して、半分に折り上部にお客様のご住所、下部にお客様との商談内容を書けばいいです。 カーボン紙を紙とハガキの間に挟んで書けばお客様の住所と商談内容が同時に管理できます。 これってすでに日報になってます。

ハガキの表面は半分広告文を入れることができます。カラープリンタやスキャナが簡単に使える時代です。ご自身でオリジナルの御礼ハガキを作られたらいかがですか?

ハガキを書くという簡単なことで後の商談に大きな差となって表れる場合があります。 たかがハガキ1枚。されどハガキ1枚です。

展示会に出す?出さない?

ネットショップの販路拡大! どうすればいいか? 展示会に出展しましょう!って感じのノリで出展は危険です。

展示会は費用がかかるうえ、あまり効果ないんですよ。 わたくし渡辺は、販売促進の仕事を行っておりましたので、日本の展示会事情は結構詳しいんです。

日本の展示会に出展する方々は、ほとんどと言っていいほど”お付き合い出展”です。 本気で商売を考えている業者は少ないです。

ビジネスショーとか行かれます? 出展企業の展示要員が暇そうにしているのをよく見かけますよね? 事実、暇なのが大部分ですね。

タダでバッグなんかを配っているところは人がごった返していますが、それ以外のところは推して知るべしです。閑散としていますよね。

展示会場で商談できる機会は正直少ないです。 むしろ展示会の出展風景をビデオ撮影して後々の営業ツールとして役に立てた方がいいです。

お客様が知りたいことをホームページに載せる。

インターネットは便利な道具です。テキストあり、画像あり、音声ありの一昔前のマーケティング方法を一変させました。

しかし、あいかわらず多いのが「お問い合わせください」の文言を掲載しているホームページ。

何のためのインターネットか?と思います。 電話で問い合わせても具体的な内容はお客様に伝わらないと思います。

必要な情報はインターネットで見れる状態にするのがベストです。 電話で商品の形など正確に説明できますか?

せっかくのインターネットです。 お客様の知りたいと思う要求に応えるページ作りが必要です。

小資本の商売ならば狭く深く。

起業のときにはお金がないのが普通です。あったとしても少額です。そのときに店舗を持つことは危険です。

フランチャイズの商売などは、店舗ありきの商売が多いように思います。必然的にお金がかかります。

店舗を借りるには敷金、礼金、保証金で数百万かかります。 このほか店舗の内装費用、外装費用、什器の購入、開店後のマーケティングに使うチラシなど、お金がいくらあっても足りません。

初めて起業するのなら、専門性を活かした分野に絞るべきです。 広く浅くは百貨店やスーパーの売り方です。

ネットショップならではのニッチな隙間を狙った専門店がおすすめです。 成功したら関連商品を広げていきましょう。

最初から手広くいろいろな商品を扱うことは危険です。

ハンコの位置に情報を持たせる。

まず最初に、私は”鉄ちゃん(鉄道ファン)”ではありません。 自動車派です。

昔、切符は硬券(こうけん)と呼ばれる厚紙でできていました。 乗車する駅の改札口で駅員さんが鋏でパンチをいれます。

乗車駅や路線によって、鋏の形状やパンチ位置が異なります。 これを私はヒントにしました。

エニスルの納品書に押す日付印の位置で、領収書発行したお客様か領収書発行していないお客様か、簡単に判定できる方法を思いつきました。

領収書を発行したかどうか、領収書控えから探し出すのは面倒な作業です。 スタンプやハンコも押す位置を定型化することで、意味を持つ情報ツールになります。 簡単で費用はゼロです。

封筒にはセンター貼りとサイド貼りがある。レーザープリンタ用はサイド貼り。

封筒使っていますか? どこで購入されていますか? ホームセンター? 印刷会社ですか?

封筒にも種類があります。 サイズの話ではなく、作り方の話です。

封筒の裏面の貼り合わせ方には、センター貼りとサイド貼りの2種類があります。 ご存じない?

ごもっともです。 普通の人は封筒の作り方なんかに興味はないでしょう。

でも、レーザープリンターで封筒を印字してみたいと思いませんか? 少部数なら印刷会社に頼むよりもレーザープリンタで印字した方が早くて便利です。

この時に注意してもらいたいのが封筒の作り方です。 レーザープリンタで印字する場合は、サイド貼りの封筒を使いましょう。

「ご挨拶に伺いました」30年前と変わらない営業スタイル。

全然かわりませんね。30年前と変化なしです。 新規開拓の定型挨拶。 私がサラリーマンの世界に入ったときも新規訪問の常套句はこれでした。 いまでも飛込み営業に来られる方は「ご挨拶に伺いました。」で、話がスタートします。

見ず知らずの人に挨拶されても困るものです。 それで会ってもらえることが少ないのは本人も気づいているでしょう。

しかし頑なにこの「ご挨拶」を切り口にする企業がほとんどです。 少しは工夫しなさいって。 でも新規開拓の苦労はよく分ります。 私も経験しております。

会ってもらえる確率を上げましょう。 些細なことで、成果が変わってきます。

名刺には本人の写真を入れる。

名刺は営業の必需品です。最重要と言ってもいいかもしれません。

そんなに重要なモノなのに、名刺交換した相手の顔と名前が結びつきますか?

ほとんど記憶していないでしょう。 それが普通です。

名刺に本人の顔写真を入れましょう。 営業は覚えてもらってナンボの仕事です。

カッコいいデザインの名刺よりも、「この名刺、誰だっけ?」ってことは避けたいですね。