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経営学について

楽天の注文数欄に多い数字を入れるとその店の在庫数が予測できる。

ライバル会社の在庫数は気になるものです。とくに同じ商材を扱っていると、在庫の多い少ないで価格勝負に出てくることがあります。

楽天にライバル会社が出店している場合は、簡単に相手の在庫数を知ることができます。注文数欄に大量の数字をいれればOKです。

例えば100個とか入力します。相手の在庫数が足らない時はエラーになって、相手の在庫数を表示してくれます。ライバル会社に便利な親切設計ですね。 プルダウン式のメニュー方式の数量設定では、この技は使えません。

ものすごい大きい数字をいれても注文が通ってしまう場合は、相手は小売りの他に卸もやっている可能性があります。

新商材を発掘したときに、その商品を掲載しているお店が楽天だったら、いちど注文数欄に大きな数字を入れてみるべきです。注文が通るようであれば卸元である可能性が高いです。

大きな会社の真似をしない。

ビジネス書の定番といえば”京セラ”の稲盛氏の本です。 本屋さんのビジネス書の多数を占めています。

京セラは大企業です。京セラと同じ規模の企業であれば稲盛氏の著書も役に立つかもしれませんが、中小零細企業が京セラの真似をしても潰れるだけです。

大企業と中小零細企業では会社の中身が異なります。大企業の成功例を参考にしても役立ちません。中小零細企業には中小零細企業のノウハウが必要です。

口コミは横にしか広がらない。

LINEが流行っています。少し前まではmixiが流行っていましたが、すっかり過疎ってしまいました。LINEも、うかうかしていると”明日は我が身”でSNS王座を明け渡すことになるでしょう。

このSNSなんですが、仲間内の間でしか情報というか話題が共有されないものです。FaceBookが大人の利用率が高いといっても、実名を公表して交流を図ることは、日本人の性格上、まだまだ敷居が高い存在だと思います。

広告宣伝で有効なのが口コミですが、SNSが流行っているからといって無闇やたらにSNSを開始するのは考えものです。

会社命令で始めたSNSなど担当する社員にヤル気がなければ過疎ってしまいます。それに口コミ広告は仲間内でしか広がりません。

年齢、学歴、性別、年収などの要素を越えて広がることはないです。

必需品を取り扱っている会社は多い。

生活必需品を取り扱っている会社は大企業が多いです。そのぶんライバルの数も多いわけです。

日用品の洗剤や冷凍食品や飲料などはライバルだらけです。食品メーカーの新製品を出すスピードは恐ろしく速いです。

定番商品として長年売れ続ける商品を作り出すことは難しいものです。ほとんどがハズレの商品で終わってしまいます。

生活に関わりがない会社はライバルが少ないです。 生活に関わりが少ない分、需要も知れていますが大企業の真似をする必要はありません。

商売するならライバルが少ない方がよく目立ちます。

社名は大切。やたらと長い社名や意味不明な社名は避ける。

起業して最初に悩むのが社名をどうするか?ということです。 最初から決めている人ってどれくらいいるのでしょうか?

わたくしは「エニスル」という屋号をホームページを作った日に決めました。 自分で付けた屋号ですが、シックリくるまでには大体4~5年かかりますね。

英文字表記で会社名の登記ができるようになってから、英文字表記の会社名も増えました。日本で日本人を相手に商売をしているような企業が英文字表記の社名ってどうなんでしょうね。

あと、やたらと長い社名も困りものです。それもカタカナ表記の社名だと、いったい何屋さんなのかわからないことが多いです。

今回はエニスルの社名をつけるまでの経緯をお伝えします。 新たに起業される方の参考になれば幸いです。

一番前の席は目立たない。

わたくし渡辺は、高校時代ずっと教卓の直前の席に座っておりました。最前列。アリーナ席のかぶりつきの座席です。

席替えは学校行事の中でも関心の集まるものです。 教卓の直前の席を含め、最前列の一列目は席替えの時にもっとも人気のない場所です。

しかし、教卓の直前って教師の視界に入らないのです。だから何をしていても分かりません。これはわたし自身が経験済です。

一番目立つのは、教室の座席では最後列の両角ですね。ここは目立ちます。教師の視線が自然とそこへいきます。ところがこの目立つ座席に人気が集まります。

商売もあまり前に出過ぎていると目立ちません。 一歩、二歩さがった感じではじめてお客様の視界に入ると思います。なんでもかんでも一番最初にやることは考えようによっては、かえって目立たない行為になっているかもしれません。

価格設定に気を付ける。

値決めはむずかしいものです。安くすると利益が減るし、高くすると売上が落ちる危険があります。

薄い利益の商品で、一度クレームが来るといままでの利益が吹き飛ぶことがあります。どんなクレームが来ても対処できる価格設定が必要です。

最近の通販では、「ご使用後も気に入らなければ全額返金」とかをセールストークにしている会社がありますが、あれはいったいどうしたものでしょうか。

商品に自信があるのではなく、日本人の心情を逆手に取った商法だと思います。 多くの日本人はよほどのことが無いと返品などしないと思います。 それを利用して「いつでも返品、返金に応じてもらえるから一度試しに買ってみるか」と思うことが、購入動機の一つだとおもいます。 なんだか卑怯な方法だと思います。

お気軽にお問合せください。お気軽にお問合せしたらチンプンカンプン。

よく使われる文言です。「お気軽にお問合せください。」

お気軽に問い合わせて、まともな返答をもらったことがほとんどないです。

気づくのは、圧倒的な商品知識の不足。問い合わせてくださいっていうからには、それなりの実力を持ってほしいものです。

家電量販店しかり、自動車用品販売店しかり、郵便局しかり。

お客様からの質問内容などは、Q&A方式である程度の回答はできるように準備したいものです。そのためには日頃からのお問合せ内容の蓄積が欠かせません。

相手の記憶に残ることが重要。

お得意先に出向くときに菓子折りをもっていくことがあります。 菓子折りの箱って、どこのメーカーの製品も大きいですよね。

3000円も払えば、A3サイズくらいの箱になります。 菓子折りを持っていくのも、お得意先に記憶してもらうためです。

手ぶらで出向くより菓子折りをもって行った方が記憶に残るでしょうし、菓子折りもでかい箱の方が記憶に残ります。

相手の記憶に残る方法は、ネットショップ経営でも使えます。ものすごく大きなロゴだとか、ものすごく大きなバナーを付けることを得意としている大手ショッピングモールがあります。 目がチカチカしてすごく見苦しいのですが、記憶には残ります。

ビールもビール券よりは、瓶ビール1ダースの方が相手の記憶に残ります。 瓶ビール1ダースもらったら後始末に困りますから更に記憶に残りますよね。

得意な分野を伸ばす、苦手なものはそのままでいい。

苦手なものに時間を使うことはバカバカしいことです。 学生時代はよく”苦手科目克服!”とか、得意でない科目を一生懸命に勉強したりしたものですが、あまり効果はありませんでした。

苦手なものはそこそこできればOKです。 それよりも得意な分野にマンパワーや資金を注ぎましょう。得意でないものは外注した方が早い場合があります。 なにもすべて自分自身でこなす必要はないのです。