雑誌のスキャニングは、スキャナのフィーダーに紙の繊維がつく。

PFU様のScanSnapが売れています。ドキュメントスキャナを一般家庭に普及させた功績は大きいです。

ドキュメントスキャナは自動紙送り部品が付いています。ドキュメントフィーダーといいます。何枚かスキャニングすると交換する消耗品です。

ドキュメントスキャナで多いトラブルが原稿を同時に2枚送ってしまうことです。 多くはドキュメントフィーダーのローラー部分の汚れが原因です。

ローラー部分の汚れは、再生紙の雑誌や新聞紙をスキャニングする機会がおおいと、汚れもたまります。再生紙は紙の繊維が剥がれ易く、ドキュメントフィーダーのローラーに付着してトラブルの原因となります。

クリーニングの方法は簡単で、薬局で販売している消毒用エタノールを布に含ませてローラー部分を拭くだけです。

裏写り防止。黒い紙をあてる。

スキャニングの際に発生する裏写り防止は、黒い紙を挟んでスキャニングすれば簡単に防止することができます。

原稿の紙が薄いと、裏写り防止シートの黒い紙の色が透けて全体的に黒っぽい感じになってしまうことがあります。

そんな時はコントラストやガンマで調整しましょう。 透けて写った黒い紙の影がきれいに消えます。

裏写り防止シートは、エニスルがスキャニングするときは必ず使用しています。

必要なページだけをスキャニングする。

ブックスキャナの使い方で多いのが、本一冊を丸ごとスキャニングする方法です。

これって日本のお客様特有の使い方です。 もともと本一冊をすべてスキャニングするには、ブックスキャナは向きません。

破壊することができない本の内容の一部をスキャニングするのが目的で設計されています。

OpticBook4800 OpticBook A300ともに、ブックパビリオンというスキャニングソフトで動いています。

ほとんどのお客様がPDF変換した画像をご希望です。 もちろんブックパビリオンにはPDFユーティリティモードがついています。

このPDFユーティリティモードは、スキャニングした画像を一旦、すべてメモリ上に記憶するので大量ページの連続スキャニングには向きません。メモリがオーバーフローして、パソコンがフリーズすることがあります。

20ページ、30ページごとに区切ってPDF変換することをお勧めします。一番いいのは画像をすべてJPEGかTIFFでスキャニングしてから、Adobe Acrobatなどを使い一括でPDF変換して束ねる方法です。

スキャニングで一番面倒なのは、スキャニングした画像が足らない(スキャニング忘れ)、画像にゴミが写りこんでいるなどが発生して、再スキャニングする作業です。 元画像さえあればあとはPDFにすることは簡単です。

一番前の席は目立たない。

わたくし渡辺は、高校時代ずっと教卓の直前の席に座っておりました。最前列。アリーナ席のかぶりつきの座席です。

席替えは学校行事の中でも関心の集まるものです。 教卓の直前の席を含め、最前列の一列目は席替えの時にもっとも人気のない場所です。

しかし、教卓の直前って教師の視界に入らないのです。だから何をしていても分かりません。これはわたし自身が経験済です。

一番目立つのは、教室の座席では最後列の両角ですね。ここは目立ちます。教師の視線が自然とそこへいきます。ところがこの目立つ座席に人気が集まります。

商売もあまり前に出過ぎていると目立ちません。 一歩、二歩さがった感じではじめてお客様の視界に入ると思います。なんでもかんでも一番最初にやることは考えようによっては、かえって目立たない行為になっているかもしれません。

価格設定に気を付ける。

値決めはむずかしいものです。安くすると利益が減るし、高くすると売上が落ちる危険があります。

薄い利益の商品で、一度クレームが来るといままでの利益が吹き飛ぶことがあります。どんなクレームが来ても対処できる価格設定が必要です。

最近の通販では、「ご使用後も気に入らなければ全額返金」とかをセールストークにしている会社がありますが、あれはいったいどうしたものでしょうか。

商品に自信があるのではなく、日本人の心情を逆手に取った商法だと思います。 多くの日本人はよほどのことが無いと返品などしないと思います。 それを利用して「いつでも返品、返金に応じてもらえるから一度試しに買ってみるか」と思うことが、購入動機の一つだとおもいます。 なんだか卑怯な方法だと思います。

消えていったもので時代の流れが分かる。

レコード、カセットテープ、MDと音楽を聞くためのツールのこれらはすでに消えてしまいました。

これからの商売や商材を検討するには、今流行っているものを見るのではなく消えていったものを見ると時代の流れが読めます。

これは経営コンサルタントをされている宋文洲さんのメルマガの中にも書かれていたことです。

消えていったものは一生懸命に努力して作ってきたものですが、時代と共に使われなくなっていきました。

MDなんか、ついこの間できたような機器なのに、すでにiPodやiPhoneのシリコンプレーヤーに置き換えられました。

お気軽にお問合せください。お気軽にお問合せしたらチンプンカンプン。

よく使われる文言です。「お気軽にお問合せください。」

お気軽に問い合わせて、まともな返答をもらったことがほとんどないです。

気づくのは、圧倒的な商品知識の不足。問い合わせてくださいっていうからには、それなりの実力を持ってほしいものです。

家電量販店しかり、自動車用品販売店しかり、郵便局しかり。

お客様からの質問内容などは、Q&A方式である程度の回答はできるように準備したいものです。そのためには日頃からのお問合せ内容の蓄積が欠かせません。

相手の記憶に残ることが重要。

お得意先に出向くときに菓子折りをもっていくことがあります。 菓子折りの箱って、どこのメーカーの製品も大きいですよね。

3000円も払えば、A3サイズくらいの箱になります。 菓子折りを持っていくのも、お得意先に記憶してもらうためです。

手ぶらで出向くより菓子折りをもって行った方が記憶に残るでしょうし、菓子折りもでかい箱の方が記憶に残ります。

相手の記憶に残る方法は、ネットショップ経営でも使えます。ものすごく大きなロゴだとか、ものすごく大きなバナーを付けることを得意としている大手ショッピングモールがあります。 目がチカチカしてすごく見苦しいのですが、記憶には残ります。

ビールもビール券よりは、瓶ビール1ダースの方が相手の記憶に残ります。 瓶ビール1ダースもらったら後始末に困りますから更に記憶に残りますよね。

得意な分野を伸ばす、苦手なものはそのままでいい。

苦手なものに時間を使うことはバカバカしいことです。 学生時代はよく”苦手科目克服!”とか、得意でない科目を一生懸命に勉強したりしたものですが、あまり効果はありませんでした。

苦手なものはそこそこできればOKです。 それよりも得意な分野にマンパワーや資金を注ぎましょう。得意でないものは外注した方が早い場合があります。 なにもすべて自分自身でこなす必要はないのです。

外見で判断される。パッケージを見せる。

外見が重要なことがあります。 最近のソフトウェアはダウンロード販売が増えています。ダウンロード販売だと実態としての形がありません。

すべてパソコン内で完結してしまいます。 マイクロソフトOffice2013を購入したときもインターネットからダウンロードして、プロダクトキーを入力すると正規品として利用できるしくみです。 昔はDVDが入っていたパッケージで販売されていました。

いまでもOffice2013のパッケージ版はあるのですが、それは箱だけでDVDのディスクは入っていません。プロダクトキーが記載された紙が入っているだけです。

人は実態の無いものにお金を払うことに抵抗があるようです。マイクロソフトの例のほかに情報商材屋さんも、ダウンロードする商材がいかにもパッケージに入っているような雰囲気を醸し出しているページを作っています。

高額な商品になるほど、パッケージは重要なものになると思います。ブランド物の手提げ紙袋なども、高額商品に見合う包装を見せつけるための手段でしょう。