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ショップの運営に関すること

ホームページの出来栄えで売り上げは変わらない。

カッコいいホームページだと売れる気がします。あくまで”気”の問題です。

実際はカッコいいホームページを作っても売上に結びつかないことが多いです。それは見た目の良さを選ぶのか、それとも売る目的でページを作るのでは視点が全然違うからです。

売る目的で作ったホームページや商品ページは、常にお客様視線で考えてつくります。そのため必ずしもカッコいいとは限りません。

エニスルのホームページもお客様に代わってエニスルが製品を使用してみて、その使用レビューと実験した数値を載せております。ハッキリ言ってダサいページばかりです。

迷ったときは自分がリスクを負う。

わたくしが常々申しておりますことに「迷ったら止める」という言葉があります。 ”迷い”は必要が無いから生じるのであって、必要であれば迷うことなどありません。と言ってみても、どうしようもないことが起こるのが世の中です。

例えば、高額商品の予約販売でお客様にキャンセルされる可能性が少なからずある場合などがそれです。

通信販売はキャンセルや返品は受け付ける必要はありません。しかしそれは法的な原則の話であって商売上、未使用品に限り返品可としているお店が大半だと思います。エニスルも同じです。

キャンセルのリスクがある商品で、事前に多額の金額を仕入れ費用として必要なときはリスクを自分自身で引き受けるべきです。

もしそれができないようであれば、キャンセルリスクの予想される商品は取り扱わないことです。

市場があればキャンセルされた商品でも再販売が可能です。 同類の商品を購入したお客様へメルマガでも書いて広告してみると売れるかもしれません。 そんなことをしたくない!と言うのであれば、ご注文をお断りすべきです。

手間をかけるとタダのものでも商品になる。

    今回のネタを作るさいに見つけた「空気の缶詰」には驚きました。 いや、空気の缶詰があるのは知っていたのですが、それが40年以上も前に発明した人がいたということに驚きでした。

    商品にするには、誰かが手間をかけて流通にのせるところまで持ってこないといけません。

    タダのものでも一手間をかけて価値が出て、二手間をかけて商品になります。 かき氷、リサイクル店、空気の缶詰を題材にしましたが、漁業でも同じようなものです。 ボラなどが大量発生したりしますが、あれも誰かが手間をかけて流通手段に乗っけないと商品になりません。ただの魚の群れです。

解像度は300dpiで十分です。

解像度は高いほど偉い! 解像度は高いほどキレイ!って、信じられています。

スキャナの解像度にはハードウェアとしての性能の解像度と、スキャニングするための実用解像度があります。

ハードウェアの性能の解像度は、部品の性能値です。最大スキャナ解像度1200dpiは、ハードウェアとしての限界性能で、スキャニングするための実用解像度ではありません。

100dpiよりも300dpiの方がキレイですが、300dpiと600dpiでは差が感じられません。無闇にデータ量が増えるだけで、パソコンがフリーズしたりスキャニングに時間がかかるばかりで、高解像度は良いことがあまりありません。

印刷会社の印刷機も高精細を再現できる機器以外は300dpi前後の解像度しか再現できません。実用的な解像度でスキャニングした方が速くてデータ量も少ないです。

雑誌のスキャニングは、スキャナのフィーダーに紙の繊維がつく。

PFU様のScanSnapが売れています。ドキュメントスキャナを一般家庭に普及させた功績は大きいです。

ドキュメントスキャナは自動紙送り部品が付いています。ドキュメントフィーダーといいます。何枚かスキャニングすると交換する消耗品です。

ドキュメントスキャナで多いトラブルが原稿を同時に2枚送ってしまうことです。 多くはドキュメントフィーダーのローラー部分の汚れが原因です。

ローラー部分の汚れは、再生紙の雑誌や新聞紙をスキャニングする機会がおおいと、汚れもたまります。再生紙は紙の繊維が剥がれ易く、ドキュメントフィーダーのローラーに付着してトラブルの原因となります。

クリーニングの方法は簡単で、薬局で販売している消毒用エタノールを布に含ませてローラー部分を拭くだけです。

裏写り防止。黒い紙をあてる。

スキャニングの際に発生する裏写り防止は、黒い紙を挟んでスキャニングすれば簡単に防止することができます。

原稿の紙が薄いと、裏写り防止シートの黒い紙の色が透けて全体的に黒っぽい感じになってしまうことがあります。

そんな時はコントラストやガンマで調整しましょう。 透けて写った黒い紙の影がきれいに消えます。

裏写り防止シートは、エニスルがスキャニングするときは必ず使用しています。

必要なページだけをスキャニングする。

ブックスキャナの使い方で多いのが、本一冊を丸ごとスキャニングする方法です。

これって日本のお客様特有の使い方です。 もともと本一冊をすべてスキャニングするには、ブックスキャナは向きません。

破壊することができない本の内容の一部をスキャニングするのが目的で設計されています。

OpticBook4800 OpticBook A300ともに、ブックパビリオンというスキャニングソフトで動いています。

ほとんどのお客様がPDF変換した画像をご希望です。 もちろんブックパビリオンにはPDFユーティリティモードがついています。

このPDFユーティリティモードは、スキャニングした画像を一旦、すべてメモリ上に記憶するので大量ページの連続スキャニングには向きません。メモリがオーバーフローして、パソコンがフリーズすることがあります。

20ページ、30ページごとに区切ってPDF変換することをお勧めします。一番いいのは画像をすべてJPEGかTIFFでスキャニングしてから、Adobe Acrobatなどを使い一括でPDF変換して束ねる方法です。

スキャニングで一番面倒なのは、スキャニングした画像が足らない(スキャニング忘れ)、画像にゴミが写りこんでいるなどが発生して、再スキャニングする作業です。 元画像さえあればあとはPDFにすることは簡単です。

お客様は、予約受付中という言葉に弱い。

ネットショップの「あるある話」です。

在庫のある時は売れない。在庫が切れると在庫確認の問合せが入る。不思議なものです。予約受付中というと言葉に反応してしまうのでしょうか。

予約販売という方法もネットショップを運営していくうえで有効な手段だと思います。

在庫を予測見込み数で発注する必要がなく、予約の数だけ注文すればよいので在庫を持つリスクがなくなります。

アクセス解析の勧め。

ネットショップのアクセス解析は必須です。

ひとつはヤル気をだすためのモチベーションの維持です。訪れていただけるお客様の数が目に見えるとショップ運営にも張り合いが出ます。

高額商品のご注文の際に、カード詐欺被害の防止にも役立ちます。ご注文の時間とアクセスログを照らし合わせて怪しい事がないか精査します。一番簡単なのは直接電話して確かめることです。

エニスルも過去に数回、カード詐欺被害未遂に遭いました。ご注文の時間帯とアクセスログを見比べると「使用言語:中国語」のアクセスが多数。
電話してみると通じません。不通の電話ではなく存在しない電話番号でした。別のケースでは全く関係のない会社の電話番号を記載している場合や、FAX番号を記載している場合がありました。しかも潰れている会社のものです。

アクセス解析を提供するサービスもいろいろありますが、ここでは「忍者ツールズの有料版」と「Googleアナリティクス」を紹介しています。

売上の底上げ。

売上高をアップさせるには、販売チャンネルを増やす、客単価を上げるなどのほかに取扱い商品を増やす方法があります。

取扱商品を増やす方法はよく行われます。しかしあまりにも本業と関連のない商品を増やすと、いったい何屋なのかわからないショップになってしまいます。

ネットショップの中には雑貨品、家電品、日用品などあらゆるジャンルを扱っているショップがありますが、お店の特色がなくかえって目立たないだけです。雑貨品を扱っているお店で高級品の贈り物を購入しようとは思わないものです。

取扱商品を増やす方法も工夫が必要です。全くの新ブランドを取り扱う方法もありますが、それよりも既存ブランドの目立たない商品を扱う方がよい場合があります。

メーカー品で目立たない(売れていない)のは、単に販売方法だけの問題であることが多いです。そういったものを取り扱うと商品の品揃えに賑わいがでます。大手メーカーの商品であれば、需要調査や製品設計もきっちりやっているはずですから安心です。

ファミレスなどの居抜き店舗を選んで出店するステーキ屋さんがありますが、それも需要調査とかの手間を省いて迅速に出店する方法です。ファミレスの店舗だったところはすでに近隣の需要調査を行って出店したはずですから。