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経営学について

フォレスト出版の本。シュガーマンのマーケティング30の法則。

フォレスト出版の本の紹介です。フォレスト出版は、あの「秒速で1億円を稼ぐ」本をだしている会社です。

秒速1億円で稼いだ本人はアフィリエイトで稼いだ金をすべて失ったようです。どんな経緯があったかは部外者のためわかりませんが、この経験を活かして次の商売を始めてもらいたいものです。

アレな本を多く出版している出版社ですが、まともな本もあります。

シュガーマンの本はAmazonでもマーケティング本関係で上位に入ります。確かに読んで参考になることが書かれています。

最初に簡単なものを買っていただく。

情報商材屋さんの売り方でも参考になることがあります。

彼らは最初に無料の資料を顧客となるべき人たちに与えます。無料レポートのダウンロードなどがそれです。

無料レポートを受け取った人は、その情報商材屋さんに対してのアレルギーが極端に減ります。

無料のものでも受け取ってくれれば、本当に販売したい商品を売るハードルはぐっと低くなります。

初めてのショップで高額な商品の購入は抵抗感があります。まず最初に価格の安いモノや無料のものを受け取ってもらいましょう。

一度でも受け取ってもらえたらリピート購入していただくことは比較的簡単です。

問題は深さではなく、壁の高さ。

悩みが深いといいますが、悩みが高いとはいいません。深い悩みは案外簡単な解決方法があります。深い穴を想像してください。それが悩みです。そこに橋を架けることができれば解決です。橋を架けれなければ、深い穴を回り込んで進みましょう。

問題となるのは壁の高さです。問題は壁で表されます。非常に高い壁も飛び越えることができるくらいに低くしていけばクリアできます。

高い目標を掲げることは立派ですが、自分にできることしかできません。できないことを目標にするのはバカです。できることから手をつけていくことが大切です。

選択肢を選ぶことが大切。

自由であるかどうかは、選択肢を選ぶことができるかどうかにかかっています。食べてばかりいる人は食べないという選択肢が無いので肥満になります。

退路を断って突き進むってことを聞くことがあります。退路を断つ必要はありません。後戻りすることも全然構わないと思います。

意外と知られていないのは”横へ移動する”という方法です。多くの人は前進か後退のどちらかしか選びません。立ち位置は同じでちょっと横へずれると違った世界が見えます。

多くの商売の間違いは、10人中9人が好むものを売ろうと考えること。

みんなが好むものを取り扱うと価格競争が発生します。商売としては10人中9人が好むものを揃える方が簡単だからです。

本屋さんに並んでいるマーケティングの本は、10人中9人に売るためのノウハウ集です。

10人中1人だけが好むものを取り扱うと、高額でも販売チャンスが生まれます。

仮契約というものはない。

騙されてはいけません。契約に”仮契約”も”本契約”もありません。すべて契約はサイン捺印した時に成立しています。

仮契約というと、一応契約するかもって雰囲気を醸し出していますが、そもそも仮契約という言葉は存在しません。

双方が合意した内容であれば契約書の紙自体も不要なのです。もっとも契約を行う上で書面でのやりとりは欠かせませんが。

そのため紙切れの端っこを破いて書いたものでも契約書として成り立ちます。「契約書」という文言も不要です。その書面の内容が契約を結ぶものであれば、どんな書式でも契約書となってしまいます。

手間がかかる商売は、大手が入ってこない。

大企業は大量生産大量販売しかできません。細かく戦うことはできないのです。

全国区のケーキ屋さんや和菓子屋さんはありません。 一部、フランチャイズみたいなのはありますが実質無いも同然です。不二家くらいかな?

手作りの商品を扱うと大手企業は参入してきません。面倒臭いからです。和菓子屋さんのチェーン店やフランチャイズがないのもそのためです。 おはぎの丹波屋が全国区展開していましたが、お店がすぐに閉店したりして安定感がありません。

全国共通の味っていうものは和菓子では無理なのでしょう。地方ごとに特色のある和菓子が存在します。

和菓子の全国区というと伊勢名物「赤福」くらいでしょうか?伊勢は昔からの修学旅行先でもあったので、全国に名前が知られています。

伊勢が修学旅行先になったのは、太平洋戦争のときにどうしても修学旅行を実施したい当時の文部省が知恵を絞って考えたのが「必勝祈願」だからだそうです。軍政府も必勝祈願のためでは反対ができなかったと思われます。

身の程を知る。

美しすぎる〇〇とか、多いですね。バラエティー番組には必ずといっていいほど登場します。

美しすぎる弁護士、美しすぎる医師などはその業界の中でみれば、上の位かな?というレベルですが、モデル業界とかでは並以下になってしまいます。

話題は異業種参入の話です。自分の業界の中では老舗で名の通った企業でも、他業種へ行くと外様でアウェーです。

他業種へ参入することは、一から売上を作っていくことです。動画では富士フイルムを取り上げていますが、化粧品業界への参入も当初は販売網がなかったため通信販売からスタートしたそうです。 あの富士フイルムが通販からスタートですよ。いかに異業種参入が厳しく障壁が高いかがわかります。

切り口を変える。

6月に入りました。デパートからお中元のギフトカタログの冊子が送られてきました。

冊子は商品別の構成ですが、オンラインショップでは価格別でも検索できます。

以前の動画でも紹介いたしましたが、贈り物は箱の大きさで印象が決まります。 商品別、価格別の他に箱の大きさ別の売り方もありかもしれません。

同じ商品でも売り方の切り口を変えると新鮮に見えます。喫茶店のメニューでもドリンク、軽食ごとではなく600円メニュー、700円メニューといった感じで見せる方法もあります。

1パーセントのシェアで十分!

マーケットシェアは高ければ高いほどいいです。これは事実ですがシェア100%は無理な話です。シェア50%でも不可能に近いかもしれません。

あのトヨタ自動車でも、国内販売台数シェアは約30%(2012年)です。ダイハツ工業と合わせても50%いきません。

なにも高いシェアを獲らなくても、シェア1%を獲得できれば十分に生活していくことができます。