作成者別アーカイブ: 渡辺 幸男

ホームページの出来栄えで売り上げは変わらない。

カッコいいホームページだと売れる気がします。あくまで”気”の問題です。

実際はカッコいいホームページを作っても売上に結びつかないことが多いです。それは見た目の良さを選ぶのか、それとも売る目的でページを作るのでは視点が全然違うからです。

売る目的で作ったホームページや商品ページは、常にお客様視線で考えてつくります。そのため必ずしもカッコいいとは限りません。

エニスルのホームページもお客様に代わってエニスルが製品を使用してみて、その使用レビューと実験した数値を載せております。ハッキリ言ってダサいページばかりです。

迷ったときは自分がリスクを負う。

わたくしが常々申しておりますことに「迷ったら止める」という言葉があります。 ”迷い”は必要が無いから生じるのであって、必要であれば迷うことなどありません。と言ってみても、どうしようもないことが起こるのが世の中です。

例えば、高額商品の予約販売でお客様にキャンセルされる可能性が少なからずある場合などがそれです。

通信販売はキャンセルや返品は受け付ける必要はありません。しかしそれは法的な原則の話であって商売上、未使用品に限り返品可としているお店が大半だと思います。エニスルも同じです。

キャンセルのリスクがある商品で、事前に多額の金額を仕入れ費用として必要なときはリスクを自分自身で引き受けるべきです。

もしそれができないようであれば、キャンセルリスクの予想される商品は取り扱わないことです。

市場があればキャンセルされた商品でも再販売が可能です。 同類の商品を購入したお客様へメルマガでも書いて広告してみると売れるかもしれません。 そんなことをしたくない!と言うのであれば、ご注文をお断りすべきです。

社名は大切。やたらと長い社名や意味不明な社名は避ける。

起業して最初に悩むのが社名をどうするか?ということです。 最初から決めている人ってどれくらいいるのでしょうか?

わたくしは「エニスル」という屋号をホームページを作った日に決めました。 自分で付けた屋号ですが、シックリくるまでには大体4~5年かかりますね。

英文字表記で会社名の登記ができるようになってから、英文字表記の会社名も増えました。日本で日本人を相手に商売をしているような企業が英文字表記の社名ってどうなんでしょうね。

あと、やたらと長い社名も困りものです。それもカタカナ表記の社名だと、いったい何屋さんなのかわからないことが多いです。

今回はエニスルの社名をつけるまでの経緯をお伝えします。 新たに起業される方の参考になれば幸いです。

手間をかけるとタダのものでも商品になる。

    今回のネタを作るさいに見つけた「空気の缶詰」には驚きました。 いや、空気の缶詰があるのは知っていたのですが、それが40年以上も前に発明した人がいたということに驚きでした。

    商品にするには、誰かが手間をかけて流通にのせるところまで持ってこないといけません。

    タダのものでも一手間をかけて価値が出て、二手間をかけて商品になります。 かき氷、リサイクル店、空気の缶詰を題材にしましたが、漁業でも同じようなものです。 ボラなどが大量発生したりしますが、あれも誰かが手間をかけて流通手段に乗っけないと商品になりません。ただの魚の群れです。

解像度は300dpiで十分です。

解像度は高いほど偉い! 解像度は高いほどキレイ!って、信じられています。

スキャナの解像度にはハードウェアとしての性能の解像度と、スキャニングするための実用解像度があります。

ハードウェアの性能の解像度は、部品の性能値です。最大スキャナ解像度1200dpiは、ハードウェアとしての限界性能で、スキャニングするための実用解像度ではありません。

100dpiよりも300dpiの方がキレイですが、300dpiと600dpiでは差が感じられません。無闇にデータ量が増えるだけで、パソコンがフリーズしたりスキャニングに時間がかかるばかりで、高解像度は良いことがあまりありません。

印刷会社の印刷機も高精細を再現できる機器以外は300dpi前後の解像度しか再現できません。実用的な解像度でスキャニングした方が速くてデータ量も少ないです。

雑誌のスキャニングは、スキャナのフィーダーに紙の繊維がつく。

PFU様のScanSnapが売れています。ドキュメントスキャナを一般家庭に普及させた功績は大きいです。

ドキュメントスキャナは自動紙送り部品が付いています。ドキュメントフィーダーといいます。何枚かスキャニングすると交換する消耗品です。

ドキュメントスキャナで多いトラブルが原稿を同時に2枚送ってしまうことです。 多くはドキュメントフィーダーのローラー部分の汚れが原因です。

ローラー部分の汚れは、再生紙の雑誌や新聞紙をスキャニングする機会がおおいと、汚れもたまります。再生紙は紙の繊維が剥がれ易く、ドキュメントフィーダーのローラーに付着してトラブルの原因となります。

クリーニングの方法は簡単で、薬局で販売している消毒用エタノールを布に含ませてローラー部分を拭くだけです。

裏写り防止。黒い紙をあてる。

スキャニングの際に発生する裏写り防止は、黒い紙を挟んでスキャニングすれば簡単に防止することができます。

原稿の紙が薄いと、裏写り防止シートの黒い紙の色が透けて全体的に黒っぽい感じになってしまうことがあります。

そんな時はコントラストやガンマで調整しましょう。 透けて写った黒い紙の影がきれいに消えます。

裏写り防止シートは、エニスルがスキャニングするときは必ず使用しています。

必要なページだけをスキャニングする。

ブックスキャナの使い方で多いのが、本一冊を丸ごとスキャニングする方法です。

これって日本のお客様特有の使い方です。 もともと本一冊をすべてスキャニングするには、ブックスキャナは向きません。

破壊することができない本の内容の一部をスキャニングするのが目的で設計されています。

OpticBook4800 OpticBook A300ともに、ブックパビリオンというスキャニングソフトで動いています。

ほとんどのお客様がPDF変換した画像をご希望です。 もちろんブックパビリオンにはPDFユーティリティモードがついています。

このPDFユーティリティモードは、スキャニングした画像を一旦、すべてメモリ上に記憶するので大量ページの連続スキャニングには向きません。メモリがオーバーフローして、パソコンがフリーズすることがあります。

20ページ、30ページごとに区切ってPDF変換することをお勧めします。一番いいのは画像をすべてJPEGかTIFFでスキャニングしてから、Adobe Acrobatなどを使い一括でPDF変換して束ねる方法です。

スキャニングで一番面倒なのは、スキャニングした画像が足らない(スキャニング忘れ)、画像にゴミが写りこんでいるなどが発生して、再スキャニングする作業です。 元画像さえあればあとはPDFにすることは簡単です。

一番前の席は目立たない。

わたくし渡辺は、高校時代ずっと教卓の直前の席に座っておりました。最前列。アリーナ席のかぶりつきの座席です。

席替えは学校行事の中でも関心の集まるものです。 教卓の直前の席を含め、最前列の一列目は席替えの時にもっとも人気のない場所です。

しかし、教卓の直前って教師の視界に入らないのです。だから何をしていても分かりません。これはわたし自身が経験済です。

一番目立つのは、教室の座席では最後列の両角ですね。ここは目立ちます。教師の視線が自然とそこへいきます。ところがこの目立つ座席に人気が集まります。

商売もあまり前に出過ぎていると目立ちません。 一歩、二歩さがった感じではじめてお客様の視界に入ると思います。なんでもかんでも一番最初にやることは考えようによっては、かえって目立たない行為になっているかもしれません。

価格設定に気を付ける。

値決めはむずかしいものです。安くすると利益が減るし、高くすると売上が落ちる危険があります。

薄い利益の商品で、一度クレームが来るといままでの利益が吹き飛ぶことがあります。どんなクレームが来ても対処できる価格設定が必要です。

最近の通販では、「ご使用後も気に入らなければ全額返金」とかをセールストークにしている会社がありますが、あれはいったいどうしたものでしょうか。

商品に自信があるのではなく、日本人の心情を逆手に取った商法だと思います。 多くの日本人はよほどのことが無いと返品などしないと思います。 それを利用して「いつでも返品、返金に応じてもらえるから一度試しに買ってみるか」と思うことが、購入動機の一つだとおもいます。 なんだか卑怯な方法だと思います。