マーケティングの失敗例。コカ・コーラの場合。

世界中、どこへ行っても存在するコカ・コーラです。 第二次大戦中にアメリカ軍にコーラを供給するためアメリカ軍が行く戦地にコーラの製造設備一式を持っていき、現地でコーラを提供していたそうです。 そのため戦争が終わっても戦地に残してきたコーラ製造の設備がそのまま使われ、世界中にコカ・コーラが広まったそうです。

1985年にペプシコーラの挑発的比較広告の策略に乗ってしまい、創業以来不変のコーラのレシピを変更してしまいました。 これが大不評を買い、結局コカ・コーラクラシックという名称に変更して、昔のレシピで作ったコカ・コーラを販売することになってしまいました。

コカ・コーラの味が変わった時、わたしく渡辺も飲んだことがあるのですが、その味は炭酸の抜けた甘いコーラという味でした。 もともとコカ・コーラは炭酸が強く、薬品のようなにおいのする飲み物だったのですが、すっかり変わってしまいました。 新コカ・コーラになる前のキャッチコピーが「スカッと爽やかコカ・コーラ」でした。 新しくなったコカ・コーラはハッキリ言って不味い。 昔のスカッと爽やかさが全くなくなっていました。

コカ・コーラは何万人も働いている巨大企業です。 マーケティングも十二分に実施するだけの資金も人材もいるはずですが、それでも間違うということです。 ”いつもの味”の安心感というウルトラCの部分を捨ててしまってはいけません。 創業以来不変のレシピのウルトラCの部分は変えず、容器やオマケをつける販売方法が正解です。 しかし現在販売されているコカ・コーラも、昔のコカ・コーラと比べると甘味が強くなって、炭酸が弱くなっています。 やっぱり昔の味のコカ・コーラがいいですね。 コカ・コーラクラシックは今でもアメリカ本土では販売されているようです。


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